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タップ加工

■タップ加工とは
タップは、ネジ切加工を施す工具の呼称でもあり、よく知られた高効率のネジ穴加工です。主に、転造タップと 切削タップに分かれ、用途に応じ加工方法を選定する事は非常に重要になります。

切削式は、下穴直径が雌ネジの山の直径になる様、下穴を削って雌ネジの谷部分を作っていきます。
加工時の回転トルクも比較的小さくて済み、下穴の精度もそれほど要求されません。

※切削タップ
ハンドタップ・スパイラルタップ・ポイントタップ

転造式では、下穴(内部)を押し広げて雌ネジの谷を作り、押された金属を谷と谷の間に集めて山を作ります。
塑性変形の一種で、金属を削るのではなく強い力を加え変形させていく為、切粉の発生はありませんが、必要なトルクは切削式より大きく、下穴精度によりネジ部周辺の盛り上がりなどが発生致します。

※転造タップ:ロールタップ(盛上げタップ)など